ドメイン取得への道

ドメイン取得への道

【レンタルサーバー】データベースの役割・各社のデータベース数を比較

基本的に、大半の方においてレンタルサーバーにおけるデータベースの役割はワードプレスを作るために必要なもの という位置づけになります。その他にはECサイトなどでデータベースが活躍しています。

データベースが1つあればワードプレスが1つ作れます。そのため、登録プランのデータベース数が10個であれば、ワードプレスも10個迄作れます。1つのアカウントで沢山のワードプレスを作りたい場合、各プランのデータベース数をチェックしましょう。

当ページでは、データベースの役割と、各レンタルサーバーが提供するデータベースの数について比較しています。

データベースとは?役割と種類

様々なデータを整頓し抽出・追加できる

データベースは、様々なデータをエクセルのような表に整頓し、抽出・追加など様々な操作が出来るソフトだとイメージして下さい。

ワードプレスの場合、各ページを作って保存する時に「タイトル」「日付」「文章」などのデータが、一旦データベースに追加されます。 ページを読み込む度にデータベースから情報を抽出してきて、ページ表示がされる。という構造になっています。

データベースの種類

レンタルサーバーでは多くの会社が「Mysql」や「Miria」といったデータベースを採用しています。 どちらもオープンソースで開発されているもので、拡張性や管理にすぐれています。

種類 説明
Mysql レンタルサーバーで多く採用されている。オープンソース型のデータベース
MariaDB Mysqlの開発者によって作られているデータベース
Oracle アメリカのオラクル社が開発している企業向けの商用データベースソフト
Microsoft SQL Server マイクロソフトが作っているデータベース
マルチドメイン数が多くてもデータベース数が少ないとワードプレスは作れない

レンタルサーバー選びの際に、データベース周りで注意してほしいのが「マルチドメイン」との関係になります。マルチドメインとは「独自ドメイン」を登録できる数のこと。

例えばマルチドメインが10個、データベースが3個というプランの場合、 普通のホームぺージは10個、 ワードプレスはデータベース数にあわせた数、 つまり3個まで作れることになります。

「マルチドメインが10個だからワードプレスも10個作れると思っていた・・・」 ということではありませんので注意してください。

月額500円未満のプランではデータベース数が少ないので注意

レンタルサーバー各社において、だいたい月額500円未満のプランになると、 使用できるデータベースの数が少なくなります。 例えば月額100円プランの場合は「データベース0個」、月額250円プランの場合は「データベース1個迄」 といったプランがあります。

ワードプレスをたくさん作りたい場合、月額が500円未満のプランについてはデータベース数がいくつになっているのか確認しておきましょう。

「ワードプレスを5個は作りたい」という場合は、月額料金500円ぐらいのプランから選んでみて下さい。

各社データベース数の比較

各社の人気プランのデータベース数についてまとめてみました。

会社名 データベース数 月額料金
mix host 無制限 月額1,380円
CPI 無制限 月額4,400円
ヘテムル 70個 月額1,100円
Conoha Wing 60個 月額1,200円
エックスサーバー 50個 月額1,200円
お名前レンタルサーバー 50個 月額1,300円
ロリポップ 30個 月額600円
さくらインターネット 20個 月額515円
iCLUSTA+ 10インスタンス 月額1,315円

データベースが無制限で利用できるレンタルサーバー

当サイトが紹介しているレンタルサーバー会社でデータベースが無制限で使えるところとして 「mix host」「cpi」 の2社がまず挙げられます。

それぞれの月額料金はビジネス向けと言えるCPIが月額4,400円になり、 Mix hostは1,380円になります。

データベース数が10個を超えるレンタルサーバーは沢山ある

2020年の今、大半のレンタルサーバーでマルチドメインとデータベースが数多く使えるようになっています。 格安サーバーでも月額600円のプランを選択すれば20個、30個といった数のデータベースが利用できます。

1,000円台のレンタルサーバーでは50個というのが標準となり、以前とくらべ格段に利用できる数が増えています。

データベースは幾つ必要?

2010年~2015年ぐらい頃には、衛星サイトと呼ばれるサテライトサイトを多くつくり サテライトサイトから相互リンクを自分のメインサイトにつけることで、 SEO上の加点になっていました。 そのため、多くの人が数多くのサテライトサイトを作っていました。

1つのレンタルサーバーで50個ちかいデータベース数がある会社が人気で、 いまよりもレンタルサーバー選びにおいてデータベース数が大切な時期でした。

その後、Googleの基準が「相互リンクより内容がしっかりしたホームページが1番大切」と変わったために、そういったサテライトサイトを作る人は、今ではほとんど見かけません。

まとめ

データベース数は5個もあれば十分

実際、私もこの頃は独自ドメインを200個近く持っていてサテライトサイトも数多く作っていました。ただし、現在ではドメイン数も運営サイトも数サイトほどにまでなっています。

どれくらいの数のワードプレスを作りたいのかは、人それぞれ違うと思いますが、 以前のようにサテライトサイトを作る必要がない今は、 自分で運営できる範囲として、5つぐらいデータベースがあってワードプレスが作れれば十分でないかと考えています。

レンタルサーバーの比較で大切なのは「データベース数」より他の要素

このようにデータベースが5個もあれば十分だと言える今では、データベース数はレンタルサーバー選びにおいてあまり重要とは言えなくなっています。それよりも、かんたんインストールや管理画面の良さも合わせて考えた方がいいでしょう。

比較箇所として、まず紹介したいのが「ワードプレスかんたんインストール」。 このサービスによって、ワードプレスがわずか10分ほどで開設できるようになっています。

「簡単インストール」はほとんどのレンタルサーバーで導入されていますが、 それぞれの会社でかなり違いがあるため、「かんたんインストール」が本当に簡単に出来るレンタルサーバーを選ぶことで設定に悩むこともないでしょう。 (参照:「かんたんインストール」の各社比較と解説

その他の要素で比較する

プラン選びは料金だけでなく、CPUやメモリなどのスペック、そして管理画面のわかりやすさ、お問合せなどのサービス面。 様々な要素が関わってくるため迷ってしまうと思います。

他の要素もくわしく比較していますので、検討の判断材料にして下さい。

設定が不得意な方は:「ワードプレス簡単インストール
安定性を求める方は:「稼働率


この記事の著者・プロフィール

demiglaze

Web制作を始めて約19年になります(HTML/css、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。