ドメイン取得への道

ドメイン取得への道

【徹底比較】人気ドメイン会社7社の料金やサービスのまとめ(12月)

ドメイン会社の比較

このページではドメイン会社を選ぶ際の基準として「料金」「登録できるドメインの種類」「支払い方法」「自動支払い設定」「Whois情報」「ドメイン登録数」「期日の連絡方法」など7つの要素をまとめて比較しています。

どのドメイン会社を選べばいいのかわからない、迷っている。そのような方が情報を比較するための内容になっています。

1.料金まとめ

大手ドメイン会社の料金をまとめてみました。

(※料金は12月2日調べ)

会社名 .com .jp .co.jp
お名前.com 1年目:0円
更新:1,287円
1年目:330円
更新:3,091円
1年目:4,060円
更新:4,125円
エックスドメイン 1年目:1円
更新:1,298円
1年目:350円
更新:3,102円
1年目:4,136円
更新:4,136円
ムームードメイン 1年目:699円
更新:1,728円
1年目:2,035円
更新:3,344円
1年目:4,378円
更新:4,378円
スタードメイン 1年目:980円
更新:1,500円
1年目:1,900円
更新:3,100円
1年目:4,080円
更新:4,160円
FC2ドメイン 1年目:1,080円
更新:1,080円
1年目:2,780円
更新:2,780円
1年目:3,920円
更新:3,920円
名づけてネット(*1) 1年目:1,320円
更新:3,960円
1年目:2,780円
更新:2,780円
1年目:7,920円
更新:7,920円
ゴンベイドメイン 1年目:2,068円
更新:2,068円
1年目:3,124円
更新:3,124円
1年目:5,720円
更新:5,720円

(*1 名付けてネット:クレジットカード支払い時の料金)

ドメインの平均的な料金について

最も人気のあるドメインは「.com」になりますが、 人気の3社(お名前、ムームー、エックスサーバードメイン)だけで考えれば大体1,500円前後ほどの料金と言って良いでしょう。

ただし他社も交えると料金はFC2ドメインの1,080円から、名づけてネットの3,960円までそれなりに違いのある料金体系になってきています。

また、お名前.com、エックスサーバードメイン、ムームードメインについては、 初年度だけ0円や1円で購入できるキャンペーンも実施しているため、タイミング次第ではお得な料金で購入することが出来ます。

「jp」については3,000円前後が標準的な価格になります。「.jp」も初年度料金が大変お得になっているキャンペーンがよく実施されています。 そのため初年度だけは500円ぐらいになっている場合があります。

法人専用ドメインである「.co.jp」の場合は、大体4,000円前後の料金が平均的な価格となっています。

ドメイン料金は「初年度料金」と「2年目以降」で料金体系が違う

独自ドメインの支払いは1年間まとめての年間払いになります

そして、ドメイン料金は「初年度料金」と「2年目以降の料金」の2つに分かれます。 基本的に長くホームぺージを持つ場合は「2年目以降の料金」がベースになると考えた方が良いでしょう。

独自ドメインが無料になるキャンペーンも増えてきています

また、最近では独自ドメインがずっと無料になる「ドメイン無料キャンペーン」を行う会社が増えてきました。 これはレンタルサーバーの契約をすることで、どのサーバー会社と提携しているドメインが無料になるというもの。

レンタルサーバーの契約している間はずっと無料でドメインが登録できるため、大変お得になっています。 このキャンペーンを展開しているレンタルサーバーは以下になります。

実はあまり差がない独自ドメインにかかる費用

簡単にドメイン料金について説明をしましたが独自ドメインの料金は「年間払い」になるため、そこまで大きな差がないというのが実情です。

一方で独自ドメインと異なり、費用の違いが大きくでるのがレンタルサーバー料金になります。 レンタルサーバーは年額ではなく月額で料金がかかります。そのため年間で4,000円~5,000円以上は違ってくることがあります。

ホームぺージを作る場合、「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」を一緒に登録する人がほとんどだと思いますが、 どちらかと言うと料金やサービスの違いが大きい、レンタルサーバーをベースにして会社を決めた方が良いでしょう。

【保存版】レンタルサーバーのわかりやすい比較・・・料金やサービスの違いが1ページでわかります

その2.取得できるドメインの種類

独自ドメインの種類は数がたくさんあります。お名前.comでは580種類。ムームードメインでは400種類も扱っています。

ちなみに日本において最もシェアを持っているのは「.com」「.jp」「.co.jp」の3種類になります。 大体、この3つのドメインから購入する方が多くなっています。

しかし、単一キーワードなど人気のドメインをどうしても登録したい場合は「.jp」のような多くの人が登録しているドメインは諦め、 「.inc」「.shop」「.sale」など用途にあったドメインで登録しても良いでしょう。

取得ドメイン数ではGMO運営のドメイン会社が圧倒的

それぞれの会社で取得できるドメインの種類を調べてみたところ、ゴンベイドメインとGMO系列のドメイン会社が多いことがわかります。 「お名前.com」「ムームードメイン」などではそれぞれ500種類近くのドメインが取得できるようになっています。

会社名 取得できるドメイン種類
ゴンべイドメイン 1000種類
お名前.com 約580種類
ムームードメイン 約400種類
エックスドメイン 70種類
スタードメイン 50種類
FC2ドメイン 30種類

その3.ドメイン登録数

それぞれのドメイン会社がどれくらい人気なのか1つの基準となるのが各社のドメイン登録数になります。 それぞれのホームページで紹介されている登録数について比較してみます。

ドメイン登録数を発表しているドメイン会社は、「お名前ドメイン」、「ムームードメイン」などの数社のみとなります。 お名前ドメインの登録数は2,800万件となっており、1社だけで60%~70%近いシェアを持っています。

その4.Whois情報サービスについて

独自ドメインを取得すると自動的に「メールアドレス」「担当者の名前」「電話番号」などがドメインの関連機構に登録されます。これをWhois情報と呼び、その情報はWhois検索サイトで、誰でも調べことが出来るようになっています。

この情報開示を防ぐために、Whois情報をドメイン会社の情報で登録してくれるサービスがWhois情報サービスとなります。

これを設定すると、ドメイン会社のメールアドレスや会社名が表記されるため、みなさんの情報が出ることはありません(「.co.jp」は法人用ドメインとなり表示が義務となるため、同様のサービスはありません)

このWhois情報サービスは、多くのドメイン会社で管理画面から設定を常に変更できるようになっています。ドメイン登録をした後からでも、変更ができます。
(解説:whois情報について

会社名 whois情報サービス
お名前.com △対応(登録時のみ無料/ドメイン登録時に設定をせず、その後にサービスを受ける場合は有料となる)
エックスドメイン ○対応(無料)
ムームードメイン ○対応(無料)
スタードメイン ○対応(無料)
FC2ドメイン ○対応(無料)
ゴンベイドメイン △有料対応

Whois情報の「正確性確認」メールに注意しましょう

このWhois情報は情報が正確に入力されていないと「正確に情報が入力されていません」というメールがドメイン会社から届きます。

このメールが届いた場合、正しいWhois情報を入力しないと、ドメインが一時的に停止となり画面表示されないこともあるので注意してください。

その5.支払い方法

ドメイン料金の支払いには「現金払い」「クレジットカード払い」「コンビニ払い」「ポイント払い」など幾つかの種類があります。

料金の支払い忘れを防ぐために、出来ればクレジットカードの自動支払いにするのがベストと言えます

会社名 各種お支払い
お名前.com クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済
エックスドメイン クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・チャージ残高
ムームードメイン クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・おさいぽ(専用ポイント)
スタードメイン クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・PayPal
(※ネットオウルポイントを購入し、そのポイント分から支払い)
FC2ドメイン クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・ペイジー
ゴンべイドメイン クレジットカード

その6.支払い自動更新サービス

ドメインの支払いで注意して欲しいのが「支払い忘れ」になります。ドメインは1年間の年間契約になります。 そのため1年たって支払いを忘れてしまう人がけっこういます。

この時支払い方法をクレジットカード払いにして「自動更新契約」にすると、 自分が忘れていてもクレジットカードで自動的に支払いを行ってくれます。

会社名 自動支払い
お名前.com ○対応
エックスドメイン ○対応
ムームードメイン ○対応
FC2ドメイン ○対応
ゴンベイドメイン ○対応
スタードメイン △対応(ただし専用ポイントの残高が必要)

その7.独自ドメイン「無料キャンペーン」

最近では「レンタルサーバー会社」と「ドメイン会社」を一緒に契約することで、 独自ドメインを無料にしてくれる会社が多くなりました。

料金がお得になるだけでなく、ネームサーバー設定がボタン操作だけで簡単に設定できるようになるメリットもあります

ホームぺージやワードプレスを作る際にはネームサーバー設定は避けて通れません。「設定はあまり好きじゃない」という人は、 レンタルサーバーと独自ドメインを同じ会社で契約するセット登録もおすすめと言えます。

現在、ドメイン無料キャンペーンを実施している会社は以下になります。

ドメイン購入時の注意点

ドメインの管理で1番注意して欲しいのは料金支払い忘れ

ワードプレスやホームページを作っていても、意外にドメインの管理画面に入るタイミングというのは多くありません。一旦、ワードプレスを作ると、その後は「ドメインの管理画面に入るのは年に1回か2回しかない」という場合がほとんどになります。

そうなると起こりやすいのが、1年に1回しかない料金支払いの忘れです。

料金の支払いを忘れるとドメインは失効されてしまいます

過去の経験で、ドメインの管理で1番大切だなと感じたのは、この毎年の料金更新になります。

そのための対策としては、クレジットカードの自動支払設定があります。期限前にはメールで何回も通知が来ますので、メールをチェックしていれば安心です。

また唯一、支払いをハガキで知らせてくれるのは「お名前ドメイン」になります。料金支払いが気になる人は「お名前ドメイン」をおすすめします。

ドメインの契約期間は必ず1年ごとということではなくて2年~3年といった複数年契約も可能です(最大9年)。

ドメイン失効については多くの問題が起こったためか、2020年頃になってドメインの期限切れの後もしばらくの期間内であれば、復旧することが出来るようになりました。期限後も1ヶ月内ぐらいであれば復旧させることが出来ます(有料)。

ドメイン会社7社の詳しい解説

お名前.com

ドメイン専業会社としては1番契約数が多いのが「お名前.com」です。シェアNo1で最大手となります。 取り扱っているドメインの種類も多く、まとめて取得すると割引もしてくれます。 ドメインオークションなどもありサービスが多様なのが魅力です。

シェアNo1!「お名前.com」を詳しく

エックスドメイン

最もシェアを持つレンタルサーバー「エックスサーバー」の提携ドメイン会社がエックスドメインになります。 両方のサービスに同時登録することでドメイン料金が無料になるキャンペーンをよく展開しています。

「エックスドメイン」を詳しく

ムームードメイン

「お名前.com」と同じくGMO系列のドメイン会社です。 格安レンタルサーバーのロリポップと提携しているため、「ロリポップ」+「ムームードメイン」のセットで契約をすると ネームサーバーの設定が簡単にできます。

ロリポップの系列「ムームードメイン」を詳しく

スタードメイン

正規のドメイン料金が「お名前.com」より常に安くなっています。さらに加えてドメイン料金の20%がポイントとしてもらえます。 ここを運営しているネットオウルはエックスサーバー傘下です。安心して利用できるドメイン会社だと思います。

管理画面がとっても使いやすい「スタードメイン」を詳しく

名づけてねっと

NTTPCコミュニケーションズが運営するドメイン会社です。 NTTPCはレンタルサーバー「WebAERNA SuiteX」も運営しておりましてサーバーと同時に申込みをするとドメイン1年間無料・サーバー3ヵ月無料になります。

NTTPCコミュニケーションズ運営の「名づけてねっと」を詳しく

FC2ドメイン

無料ブログサービスなどで有名なFC2が展開するドメイン会社です。 「.com」料金が年間1080円となっています。

「FC2ドメイン」を詳しく

ゴンベイドメイン

ゴンベイドメインの特徴は、登録できるドメインの種類が多いことになります。 お名前.comやムームードメインよりもドメインの種類が多いので、これまでにないドメイン名で 登録したい方向けのドメイン会社になります。

「ゴンベイドメイン」を詳しく

まとめ

一時期、ドメインを300個以上持っていた関係で、ここで紹介しているたくさんのドメイン会社に登録していました。

各ドメイン会社の違いですが、料金の差も小さく、サービスも多少の違いこそありますが「どこを選んでも大差ないかもしれない」というのが実情になると思います。

「ムームドメイン」にはドメインロック(セキュリティ強化)、「お名前ドメイン」ではID振替サービスなど、独自のサービスを展開している会社もあります。 もし、法人企業など、独自ドメインの管理にサービスやセキュリティを求める場合は、「お名前ドメイン」一択になるでしょう。

ただ「ワードプレスなどを作りたい」という場合など、ほとんどの方にとって独自ドメインの様々なサービスは、ほとんど使うことのないサービスになっています。

もし、ホームぺージをこれから作る方がドメイン会社とレンタルサーバー会社選びに迷っているのであれば、 どちらかと言うと、レンタルサーバー会社をメインにして考えた方が、良いのかなと感じています。

この記事の著者・プロフィール

demiglaze

Web制作を始めて約19年になります(HTML/css、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。