500種類を超える独自ドメインの種類。何が違うのか?人気のドメインはどれか?
独自ドメインには「.com」「.jp」「.co.jp」など、実に500種類以上の種類があります。
「.co.jp」などは法人でないと登録できないドメインになりますが、ほとんどのドメインは誰でも登録することが出来ます。
そこで、このページでは500種類近いドメインについて、どんなドメインが存在しているのか?それぞれの特長はどう違うのか?
独自ドメインの種類について基本的な知識を紹介しています。
独自ドメインは大きく分けると「gTLD」と「ccTLD」に2分されている
まず、独自ドメインは大きな分け方として「gTLD」と「ccTLD」の2つに分類することができます。
「gTLD」は分野別ドメインといって、それぞれが特有の意味をもったドメインになっています。例えば「.net」だったらインターネット関連のドメインの意味をもち、
「.shop」だったらお店という意味のドメインになります。
一方うで「ccTLD」は国別ドメインを意味します。日本であれば「.jp」がつくドメインは国別ドメインになります。アメリカで言えば「.us」が国別ドメインになります。
gTLD
(分野別ドメイン)
それぞれ特徴を持つドメインで誰でも登録できる。500種類以上
ccTLD
(国別ドメイン)
日本独自のドメインで「.jp」がつく。約10種類
そして、これらのドメインは非営利組織である「ICANN(アイキャン)」によって管理されています。
分野別ドメイン(gTLD)
まず、分野別ドメインを紹介します。分野別ドメインは現在500種類を超えていて今も増え続けています。
そして、誰でも自由に登録をすることができる独自ドメインになっています。
比較的あたらしい分野別ドメインであれば登録ドメイン数が多くないので、単一キーワードによるドメイン登録が可能になっているのが特長になります。
たとえば「domain.tech」といったように誰もが知っているキーワードでドメイン登録することも可能でしょう。
ここでは主だった分野別ドメインと、特徴・登録数(※1)について説明します。
種類 |
ドメインの意味 |
登録数 |
.com |
商用向けドメイン |
1億6,000万 |
.net |
ネットワーク用ドメイン |
1,380万 |
.org |
非営利組織用ドメイン |
1,090万
|
.biz |
ビジネス用途を対象にしたドメイン |
|
.info |
情報サービス向けドメイン |
|
.work |
「仕事」を表すドメイン |
|
.website |
「Webサイト」を表すドメイン |
|
.tech |
「科学技術」を表すドメイン |
|
.shop |
「お店・ショップ」を表すドメイン |
|
.agency |
「代理店」を表すドメイン |
|
.news |
「ニュース」を表すドメイン |
|
※1 引用: JPNIC(2021年6月時点データ)の数値を引用
国別ドメイン(ccTLD)
国別ドメインは国ごとに付与されているドメインになります。日本の場合は「.jp」を割当てられています。
国別ドメインには登録条件があり、その国で生活をしていることが前提になります。
日本で生活していれば登録できる「.jp」。法人向けの「.co.jp」。その他、ネットワーク組織向けの「ne.jp」などのドメインがあります。
唯一「.jp」は誰でも登録が出来る国別ドメインになっています。
「.jp」ドメインの登録数は107万(8月時点)となっていて、おそらく日本では2番目に多く登録されているドメインになります。
属性型(組織種別型)JPドメイン |
.co.jp |
日本で登記している会社のためのドメイン。 |
or.jp |
財団法人、社団法人、医療法人など様々な法人のためのドメイン。 |
ne.jp |
日本国内のサービス提供者が利用者のために営利または非営利で提供するネットワークサービスのためのドメイン。 |
ac.jp |
教育機関や研究機関のためのドメイン。 |
go.jp |
政府機関や各省庁の機関のためのドメイン。 |
汎用JPドメイン名 |
.jp |
汎用JPドメイン。日本国内であれば誰でも登録可能 |
日本語.jp |
日本語ドメイン。URLが日本語で表記されます |
都道府県型JPドメイン名 |
.tokyo |
地域別ドメイン。東京のドメイン |
.nagoya |
地域別ドメイン。名古屋のドメイン |
世界各国に割りふられている国別ドメインを紹介
国別ドメインでは海外の国ごとにドメインが割り当てられています。ほぼ登録する機会はないと思いますが、どのような国別ドメインがあるのか紹介してみましょう。
ドメイン名 |
該当国 |
.cn |
中国 |
.kr |
韓国 |
.tw |
台湾 |
.in |
インド |
.io |
イギリス領インド洋地域 |
.uk |
イギリス |
.us |
アメリカ合衆国 |
.au |
オーストラリア |
.ru |
ロシア連邦 |
.de |
ドイツ |
.fr |
フランス |
ドメインの種類によって何が違うのか?
様々なドメインの種類があり、多くのドメインを選んで登録することが出来ますが、実際に登録したときにドメインの種類によって何が違ってくるのでしょうか?
ドメインの種類によってSEO効果は変わらないと言われている
ホームページ管理者によって最も気になるのが「ドメインの種類によってSEO効果は変わるのか」という点ではないでしょうか。
これについては様々な意見があるため、必ずしも正解を導き出せるわけではないのですがGoogleが提供しているガイドラインを調べると
ドメインの種類によってSEO効果に違いはない。とされています。
つまり「.jp」でも「.shop」でも「.net」でもどのドメインで登録してもSEO効果は同じ。だとしています。
しかし、実際にはドメイン登録数にはかなりの偏りがあります。そのため「.shop」や「.jobs」など新しい分野別ドメインは、ほとんど登録されていないのが現状になっています。
「.jp」「.net」など一部のドメインに人気が集まっているのが実状で、「誰もが知っているドメインを登録した方が無難」だという傾向にあります。
ドメインごとに料金が異なる
ドメインは種類によってドメイン料金が異なります。特に分野別ドメインについては料金が高いものもあるので、しっかり確認してから登録してください。
また同じドメインの種類であっても、登録するドメイン事業者によっても料金が異なります。そのため、ドメインの種類やどのドメイン事業者で登録するかでそれなりに費用が
変わってきますが、
そして、ドメイン料金は1年間分の権利をまとめて購入する形になります。
(※料金は3月15日調べ)
会社名 |
.com |
.jp |
.co.jp |
お名前.com |
1年目:1円 更新:1,408円 |
1年目:480円 更新:2,780円 |
1年目:1,980円 更新:7,678円 |
エックスドメイン |
1年目:1円 更新:1,298円 |
1年目:350円 更新:3,102円 |
1年目:2,000円 更新:4,136円 |
ムームードメイン |
1年目:500円 更新:1,728円 |
1年目:2,035円 更新:3,344円 |
1年目:1,870円 更新:4,378円 |
スタードメイン |
1年目:980円 更新:1,500円 |
1年目:1,900円 更新:3,100円 |
1年目:2,856円 更新:4,160円 |
FC2ドメイン |
1年目:1,080円 更新:1,080円 |
1年目:2,780円 更新:2,780円 |
1年目:3,920円 更新:3,920円 |
名づけてネット(*1) |
1年目:1,320円 更新:3,960円 |
1年目:2,780円 更新:2,780円 |
1年目:7,920円 更新:7,920円 |
ゴンベイドメイン |
1年目:1,518円 更新:1,518円 |
1年目:3,124円 更新:3,124円 |
1年目:5,720円 更新:5,720円 |
(*1 名付けてネット:クレジットカード支払い時の料金)
ドメイン事業者によって登録できるドメインの数が違う
お名前ドメインやエックスサーバードメインなどドメイン事業者によって、扱っているドメインの数が異なります。
人気のドメイン事業者がそれぞれ扱っているドメインの種類は以下になります。
関連した記事
この記事の著者・プロフィール
Web制作を始めて約19年になります(HTML/css、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。
これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。