ブログ開設直後は記事作りだけでなく、ワードプレスの設定やGoogleにページを登録するための施策など、 行っておくべき事がいくつかあります。
そこでこのページではブログを開設してから行うべき初期設定やSEO対策についてまとめてみました。 「ワードプレスを開設してから行うことが多すぎて、何をすれば良いのかわからない」という方は、このページを参考にしてください。
まず最初にワードプレス作成直後に行っておきたい初期設定と注意点について紹介します。
まずタイトルとキャッチフレーズを変更しましょう。ワードプレス管理画面から「設定」>「一般」>サイトのタイトル、キャッチフレーズから変更できます。
キャッチフレーズは空欄でも構いません。ページにタイトルだけ表示させたい場合は空欄にしておきましょう。
タイトル設定のすぐ下にあるのが「ワードプレスアドレス」と「サイトアドレス」になります。
WordpressアドレスはWordpressデータをインストールした場所のURLになっています。 変更すると管理画面に入るURLも変更になります。
要注意の設定ポイントで問題なくワードプレスが運営できているなら変更しない方が良いです。
タイトルやサイトアドレスのさらに下にあるのが「メールアドレス」にになります。
Wordpressからの連絡が届くだけでなく管理画面に入る場合のユーザー名のかわりにもなります。 よく利用しておくメールアドレスを設定しておけば、ユーザー名を忘れてしまった場合でもメールアドレスを入れることで管理画面に入れるようになります。
パーマリンク設定はページURLをどう構造するのかを決める設定になり、6種類のパーマリンク構造から1つ選ぶことになります。
このパーマリンク設定は「一般」からではなく「設定」>「パーマリンク設定」から変更します。
人気なのは「投稿名」になります。この場合、作成したページのURLは「ドメイン名」+「ページごとにつけるURL」となり以下のようになります。
投稿名:aaaaaa.jp/blog-todo
カスタム構造だと、加えてカテゴリーURLを設定することもできます。例えば以下のようにカテゴリーURLも合わせてページURLが生成されます。
カスタム構造:aaaaaa.jp/seo/blog-todo
以前はカテゴリーのURLも合わせて生成する方が良いとされていたと認識していました。 しかし、最近ではカテゴリーに変更があった場合URLが初期化されてしまい、SEO上よくないという風潮になっているようで「投稿名」によるパーマリンク設定が推奨されています。
ワードプレスの初期設定でデフォルト設定(最初から設定)されているもので、削除した方が良い設定について紹介します。
ブログのサイドバーに表示されている「メタ情報」は基本的にサイト管理者が利用するもので、訪問者にとっては不要のものとなります。 テーマによっては最初からメタ情報が表示されている場合があるので、その場合は率先して外してしまいましょう。
外し方は管理画面の「外概」>「ウィジェット」から探します。ウィジェットの内部に「メタ情報」と記載されている箇所があるので、それを削除しましょう。
記事ごとに表示されるコメント欄も基本的には削除する人が多くなっています。管理画面の「設定」>「ディスカッション」を選択し、 画面の「デフォルトの投稿設定」から「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックボックスを外すことで、一括して表示を非表示にすることが出来ます。
コメント欄を表示させたい場合は、この「新しい投稿へのコメントを許可」にチェックボックスを入れるだけで表示されるようになります。
基本的にはコメントが入ればサイト情報が充実するので当然コメント欄があった方が良いのですが、 コメントが入るようなブログになるにはアクセス数がついていて、さらに読者がコメントを書きやすい形態になっていることが必要です。
本当にわずかな人気ブログでコメント欄を表示しているだけで、9割以上のブログではコメントを非表示にしているのが現状です。 基本的にはコメント欄は非表示から始めて、アクセス数がかなり増えてきたタイミングで表示させたい場合に戻していきましょう。
投稿欄にデフォルトで投稿されている「Hello World!」と、固定ページに登録されている「サンプルページ」も同様に必要ありません。こちらも削除してしまいましょう。
削除方法は「Hello World!」「サンプルページ」にマウスを載せて、「ゴミ箱に移動」をクリックすれば削除できます。
プラグインに入っている「Hello Dolly」も最初から入っているプラグインになりますが、これは有効化すると管理画面に歌詞が表示されるというもので、 なにか機能を補佐するプラグインではありません。そのため削除しても問題ありません。
プラグインを削除するには、プラグイン名のすぐ下に表示されている「削除」をクリックするだけで削除できます。
ワードプレスの初期設定と削除が完了したら、次はサイトマップを作ります。サイトマップとはこれまでに作成したページをリスト化したページになります。 専用のプラグインを導入することで自動生成されます。
サイトマップは「XMLサイトマップ」と呼ばれるプラグインを導入することで作ります。 このプラグインを導入することで自動的に「sitemap.xml」のページが生成されるようになります。
この.xml形式によるサイトマップページがあることで、Googleはそのブログが持っているページを把握します。 これがないとGoogleがページを拾いづらくなりSEO上不利になりますので必須の作業といえます。
「ALL in ONE SEO」や「Yoast SEO」などの総合系プラグインにもサイトマップ生成機能がついています。もし、これらのプラグインを入れる場合はどちらかの設定をOFFにしておきましょう。
ブログ運営にGoogleの関連サービスは必須となっています。Googleサーチコンソールでブログの登録状況を把握し、Googleアナリティクスでアクセス解析を行います。 この2つは出来れば開設直後に登録しておきたいサービスと言えます。どちらも無料となります。
また、Googleアドセンスに登録するとクリック型の広告が貼れるようになります。 こちらはある程度アクセスがついてからで充分なので急いで登録する必要はありません。
Google関連サービスへの登録は、専用のタグを抽出してワードプレスの管理画面に設定しなくてはいけないので学習コストがかかります。 これまでの初期設定や削除の作業とは異なり、時間がかかる作業となりますが頑張って設置しましょう。
GoogleサーチコンソールはGoogleにどれだけページが登録されているか、 ページ表示速度やユーザビリティに問題がないかを検証してくれるツールとなります。
作成したサイトマップページを送信してページを登録する作業や、問題があった時にエラーを知らせてくれるサービスがあります。 GoogleのSEOに直結するサービスになっているため、アナリティクスやアドセンスよりも重要度が高いと言えます。まず最初に登録をしておきましょう。
Googleアナリティクスはアクセス解析を行ってくれるサービスになります。 まずGoogleアナリティクスに登録して解析タグを発行し、それをワードプレスの管理画面に登録します。
ブログ開設直後はアクセスもほとんどないと思いますが10記事、20記事と書いていく内に増えていきますので、記事数が10記事ぐらいになるタイミングまでには 登録しておきましょう。
Googleアドセンスはクリック報酬型の広告になります。専用タグを貼り付けることで自動的に広告が表示されます。
ブログ運営の収入になる広告を貼り付けることが出来るので重要と言えば重要と言えますが、ブログ開設直後はほとんどアクセスがついていない点と、 それなりのアクセス数にならないと収入に結びつきにくい広告なので、ブログ開始から数か月は気にしなくて良いでしょう。
GoogleにはE-A-Tと呼ばれる評価基準があります。「専門性、権威性、信頼性」がブログに求められることになります。
具体的な対策としては専門性(テーマを特化する)、権威性(プロフィールを作る)、信頼性(プライバシーポリシー、サイトポリシーの設置)などの施策を実施することで対策になります。 プロフィールやプライバシーポリシーページを作るのは大変ではありますがフォーマットなどを参考にして作って、SEOを加点させていきましょう。
まずEAT対策でもっとも重要になるのがプロフィールの設置になります。人気のあるブログでは大体このプロフィールが充実しています。 アピールすることがなくても、ブログのアクセス数、仕事に関する実績や経験、地域や趣味についてなど興味を持ってもらえるように工夫してみましょう。
プロフィールは管理画面の「設定」から作る方法、あとは「ウジェット」から作る方法などがあります。設定から作るとメインカラムに表示され、ウジェットから作った場合は サイドバーに表示されることになり、表示される場所が異なるので自分の好きな場所に表示させるよう設置しましょう。
プライバシーポリシーとは個人情報保護に関する方針を定めたもの。ブログであってもお問合せフォームを設置しているので 個人情報を収集していることになります。EAT対策としてもプライバシーポリシーのページを設置した方が良いとされています。
個人情報の利用、開示、訂正、改定。また広告に関するポリシーなどを記載していきましょう。様々なサイトからテンプレートが配布されています。
サイトポリシーとは利用規約のこと。このページには著作権や免責事項について載せていきます。
訪問者からの質問が受け付けられるように問合せフォームも設置しましょう。設置については専用プラグイン「Contact Form 7」を活用します。
今回はブログ開設直後に必要なプラグインとしては2つだけ紹介します。既に紹介しているように「XML SITEMAP」と「Contact Form 7」になります。 また記事の表示スピードをあげるための素材圧縮プラグインも早めに入れた方がいいでしょう。
本当に最低限のプラグインになります。
その他、記事数が増えてきてスパムがつくようになったらスパム系プラグインも入れていきましょう。ただしコメント欄やお問合せフォームを非表示にしているようであれば 必要はありません。アクセスが増えてきて実際にスパムメールやコメントが入るようになってからでも導入しましょう。
スパムを弾いてくれるプラグインは主に2つ。ワードプレス開設するとデフォルトで導入されている「Akismet(アキスメット)」と、Googleが提供している「reCAPTCHA V3(リキャプチャ)」 になります。
「ALL IN ONE SEO」と「Yoast SEO」が有名になります。 Googleアドセンスやサーチコンソールの設定が簡単になったり、XMLサイトマップを作成してくれたり、記事ごとにMetaデスクリプションが記入できるようになるメリットがあります。 しかし、これら総合系のSEOプラグインはページ表示速度が重くなるとも言われているデメリットもあります。
そして最近の人気テーマには、これらのSEO機能がついているテーマも多くなっているため、総合計プラグインは非推奨としている人も多くなっています。 Swell、コクーン、エックスライト、アフィンガーなどテーマごとに入っているSEO機能を把握して、それぞれ個別に必要なプラグインを入れた方がベターでしょう。
ここまでブログ開設から1ヶ月以内に行った方がよい施策についてまとめてみました。
初期設定やいらない部分の削除などに関しては、速い人であれば1日もあればできると思いますが、各種Googleのサービスへの登録や、プラグインの導入にはけっこう時間がかかると思います。
なぜなら、Googleアナリティクスの使い方やプラグインの設定などを学ばなくてはいけないので、導入までにそれなりの時間がかかるからです。 記事を書きながらGoogleアナリティクスやサーチコンソールを勉強し、さらにプラグインの使い方を学ばなくてはいけないので、かなり大変だと思います。 わからないようであれば、後周しにしてしまってもそこまで問題はないでしょう。
ワードプレスの場合、記事作成が7割~8割以上で大切なので、まずは記事を増やしていきましょう。
demiglaze
Web制作を始めて約19年になります(HTML/css、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
demiglase
2000年代前半からネット広告に携わっています。2年目に月収100万を超えてから専業で仕事をしていましたが、兼業へ。現在はEC系の仕事に就いています。
以前と比べると個人サイトには受難の時代だと思いますが、改めて9月にブログを立上げました。このカテゴリーではその経緯を記していきます。